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日記

2007/12

2007年12月31日

よいお年を!

昨日の夕方に仕事を終えて、アシさん達が帰った後、必死になって年賀状を書くなどして、ともかく今年の仕事はあわただしく終わりました。予定通りには行かず残りは来年というか、来月ね(泣)。これから飛行機に乗って帰省します。下関は大変寒いそうなので、ピーカンの東京から覚悟して帰らねばと思います。みなさまにはよいお年を。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2007年12月25日

メリー・クリスマス

クリスマスとは関係なく、ずうっと仕事をしていますが、とりあえずご挨拶申し上げます。
今年の年末は30日まで仕事をして、大晦日に帰省するという忙しさです。年が明けたらもっと忙しくなりそう。こんな忙しさは滅多にないので、腹をくくって頑張るつもりです。
「アルカサル」の外伝を描いています。まずはコンスタンシアの、いわば女の一生もの。夫のジョン・オブ・ゴーントの資料が日本ではあまりないようなので、英国の学者の書いた全440ページの伝記を、必要な部分だけ翻訳してもらって参考にしています。以前調べたスペイン側の資料での見方と、英国側の見方は違っているのは当然ですが、ランカスター公がイベリア半島に関しては、コンスタンシアの意見を大変尊重していたことは、双方で共通していました。事実関係を細かすぎるほど調べて書かれているので、読むだけで頭の中がぐるぐるになりました(泣)。記述傾向にスペイン人と英国人の気質の違いを感じたりします。ジョン・オブ・ゴーントは、一般的には少年王を牛耳った黒幕的なイメージがありますが、こういう芳しくない人物を取り上げる学者は、メリメ先生もそうでしたが、対象への愛が満ち溢れていて、とても面白かったです、仕事でなければ(笑)。
60ページの漫画の中に、膨大な資料をどうやって入れようかと、欲張り者の私は自業自得の四苦八苦ですが、世界史の授業で必ず習うメジャーな事件も起こりますのでお楽しみに。
舞台が英国なので、今までの資料が使えないのも苦労です。スペインやフランスの中世の城砦は修復か再利用で沢山残っていますが、英国では壊れたまま。あの国にはメリメもヴィオレ・ル・デュクも居なかったのが残念。というわけで、アシさん達と仕事に励むクリスマスです。

2007年12月17日

ヒート・アップする宝塚版「エル・アルコン」

今月の15日が宝塚大劇場での千秋楽だったので、東京から日帰り出張してきました。
しばらく間が空いての観劇でしたが、心底驚きました。舞台とはこれほど進化し続けるものとは!
みなさんの演技が凄みを増して、舞台から火花が散るような迫力でした。キャラクターをくっきりと彫り込んでいくというのでしょうか。ティリアンもギルダもレッドも、この人以外にはあり得ない、というほどの力強い存在感で迫ってきます。熱気ばかりではなく、例えばギルダの部下の微妙な心理もきっちり表現されていて、舞台の隅々までにも目が吸い寄せられてしまう、有無を言わせないパワーが溢れていました。そして、歌い込んでますます伸びやかな歌唱力。歌声だけで、もう涙。やっぱりティリアンは何度死んでも涙でした。自分の原作をこんなに素晴らしい舞台にしていただけるとは、漫画家冥利に尽きる思いです。星組のみなさん、本当にありがとうございます。東京公演は、もっと凄い事になるのではないかと、今から楽しみでなりません。どうぞ頑張ってくださいね。斉藤先生、よろしくお願いします。東京公演の初日は来年の1月2日。読者のみなさんもぜひ観てください。本当に凄いですから。すでに星組の回し者になってしまったかも(笑)。