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日記

2005/04

2005年4月9日

バチカンの葬儀ミサ中継

昨日は午後5時(現地時間で午前10時)から、ヨハネ・パウロ二世の葬儀ミサがありましたね。
CNNが総力をあげてのライブ中継を、前後5時間しっかりビデオに収録しました。さすが世界のCNN。
一生に一度見られるかどうかの厳粛な記録を、目の当たりに出来るのだから、本当にありがたい事です。
2000年の間に磨かれて洗練された宗教儀式の精華というべき荘厳さと、サンピエトロ広場を埋め尽くす各国の巡礼者たちから沸き起こる拍手に、親しみやすくも偉業をなした、稀有な存在であった教皇様への敬意と愛情がひしひしと感じられて、カトリックでない者にも、感動がこみ上げる貴重な時間でした。
アルジャジーラなどのイスラム圏のテレビでも中継されたそうですが、日本は番外地という感じ。一神教に馴染みにくい国民性ゆえの無関心かも。せめて弔問には、もっと由緒ある格式の高い方に行ってほしかったなと、各国の宗派を超えた錚々たる弔問VIPたちを見ながら思ったことでした。

「ニュース」にも書きましたが、「トラスト」の宮内さんからNHK−BSの再放映が決まったと知らせてきました。どうやら好評だったようですよ。但し、放送予定は自然災害や社会情勢などの影響で予告なく変更される場合もあるので、その際はご容赦下さいとの事です。
伯爵のビデオ制作が「トラスト」関係者に大受けらしいので、また面白い話を聞かせてもらうのが楽しみです。
今日は友人のひと月遅れのお誕生祝い。「ドイツ年」で会社にドイツからエライさん達がどやどや押しよせてきて、大忙しの気の毒な友に、ねぎらいの晩御飯はドイツ料理です(笑)。


2005年4月3日

ヨハネ・パウロ二世

カトリックでは人の死を「帰天」と言うそうですが、教皇様はとうとう天国へ旅立たれてしまいましたね。
重篤に陥られた時からCNNでバチカンから中継をしていたのを、ずっと見守っていましたが、今日は朝早く出かけるので早目に寝たら、その間にご逝去されていました。日本時間で午前4時37分。
夜に帰宅してすぐCNNを見たら、宮殿内の教会に安置された赤い法衣の教皇様が、スイス・ガードに守られて、側近や要人の弔問を受けているライブ中継を流していました。
畏れ多くも泥棒に盗ませたり、暗殺未遂事件をネタにしたりの、罰当たりな漫画家ですが、それも教皇様のファンだったから。ソ連崩壊への道筋に影響力を及ぼした功績を思えば、おこがましくも「エロイカ」の登場人物たちも作者と同様に、感慨をこめてご逝去を悼んでいる事でしょう。
26年に亘って満身創痍で重責を果たされて、今は天なる父の御許で安らかにご休息ください。
これから一般の弔問、ご葬儀、そしてコンクラーベ(教皇選挙)など、当分バチカンから目が離せません。歴史的な瞬間を同時に見る事ができる、ケーブル・テレビのCNNとBBCの報道はありがたいです。(日本のテレビは…キリスト教国ではないから仕方ないか…)
それにしても、11億の信徒を司る神の代理人は、これぞ真のカリスマという存在だったなあと、テレビの前で目頭を熱くしているのでした。

2005年4月1日

忙しかった3ヶ月が過ぎて

日記を書く暇もなく、気がつけばカレンダーは4月に入ってしまいました。
1月から3月までは、イレギュラーな事柄が沢山押し寄せてきて、本業の方がアップアップ状態だった三ヶ月。編集部にもアシさんたちにもタイトな進行で迷惑をかけてしまい、ひたすら平身低頭するばかり。
連載は4月で1回お休み。疲れがたまっていたので、かなり嬉しい。この期間に態勢を立て直して、これからは平常のペースに戻って仕事に邁進するのみ。来週早速今後の打ち合わせ。頑張りまっす。

今月発売の5月号では伯爵が出ずっぱり。少佐ファンにはごめんね、と先に謝っておきましょう。
大鼻マダムのケルトのビデオ制作のシーンでは、あつかましくも、BSでお世話になった「トラスト」の伊藤さんと宮内さんにお願いして「スパイラルビジョン」(スパイラルは偶然)の方々に取材させていただきました。担当Y氏と私とでデジカメ撮りまくり。Y氏の写真に、重さ10キロのカメラを肩に背負わせてもらった私の横で、カメラマンさんがハラハラしている様子が写っていて、なにせ高級車一台分の高価なカメラ、落としたらえらいこっちゃですが、心配しつつも触らせてくださってありがとうございました。
「トラスト」と「スパイラルビジョン」のみなさんのご協力に感謝いたします。とても勉強になりました。
伯爵のビデオ制作は今回以降も続くので、取材を活かして楽しいシーンを沢山描こうと思っています。
無事にビデオ完成なるかは、今後の少佐の邪魔次第(?)。どうぞお楽しみに。