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日記

2011年4月11日

あの日から一ヶ月

東日本大震災から一ヶ月たちました。
尊い命を失われた多くの方々に、謹んで哀悼の意を捧げます。
今もなお不自由な生活に耐えていらっしゃる皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
復興のために困難な作業に従事されている方々に、敬意と共に心身のご健康をお祈りしております。

こちらも自粛していた訳ではありませんが、日記を書く余裕が全くなくて、一ヶ月間空いてしまいました。
先月の東電原発事故で、節電につとめてエアコンを切って寒い中で仕事をしていたら、風邪をひいて絶不調になり、
あろうことか、予定よりページ数を減らしてもらう羽目に陥ってしまいました。軟弱者で申し訳ありません!
そのため、少し駆け足のストーリー展開にはなりましたが、きっちり描きましたので、どうかお許し下さいませ。
今月号には「ドラッヘンの騎士」の別冊付録がつきます。未読の方も既読の方も、楽しんで下されば嬉しいです。
(付録の巻末にインタビュー記事を入れる予定だったのですが、震災後の交通機関の混乱で、編集者が来られなくなり、
残念ながら入りませんでした。その後、計画停電などもあって予定が未定の状態でした。)
東京は節電モードで街が暗くなりました。当初は戸惑いましたが、昔はこんな暗さだったようなと、つい懐かしい気分に。
夜が夜らしく暗いのは当たり前で、今までが無駄に明るすぎたのではないかと思ったことでした。

そして、やっと春らしい季節になった今日。現金な野鳥たちが寄り付かなくなったベランダを掃除しました。
桜吹雪が舞い落ちるベランダで、彼らが撒き散らしたフンをタワシでごしごし擦り取って水で流して、
ついでに窓ガラスもピカピカに磨いて、すがすがしい春の夕暮れを味わっていた時に、またしてもユラユラっ。
今日はやたらと余震が多かったです。被災地の方々のご心痛はいかばかりかと、お気の毒でなりません。
少しでも安心ができるように、一日も早く余震が収束してほしいですね。