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日記

2008年2月9日

三週間ぶりの観劇

仕事が終わったので宝塚観劇をしてきました。久しぶりだったので、とても新鮮で、終盤に入った皆さんの大熱演に感動も新たに陶酔してきました。あとは千秋楽に行くだけなので、こちらはすでに見納めモード。お名残惜しくて少々涙腺がゆるんでしまいました。ティリアンもギルダもレッドも素晴らしいです。とくに安蘭さんの歌唱力、声の艶やかさは超人的です。某男性編集者が観劇した後、原作の単行本を読み返したら、ティリアンの台詞が安蘭さんの声で聞こえてくるんですよ、と言っていましたが(笑)、声と音楽の力は恐るべきものがあります。
私はいつもは無音環境でネームを作るのですが、今回は油断すると「七つの海が〜」が脳内に侵入してあらぬ方向に思考を引っ張られるので、仕事に集中するためにオペラをがんがん流して、ドニゼッティの「マリア・パディリャ」の漬物状態になっていました(笑)。ドン・ペドロにしては老けたバリトン声が渋いランカスター公にぴったりで、若妻コンスタンシアと歌っているという設定に妄想して(イタリア語ですが)、仕事中はアルカサル・外伝の世界に没頭していたのでした。仕事を終えて解禁したら、今は「七つの海が〜」「エ〜ル・アルコ〜ン」「オルキス〜」「ドン・ペ〜ドロ〜」のわやわやな脳内音楽が展開しています(汗)。今月末までの短編は中世の坊さん(アレじゃないよ)なので、どうやって集中しようかと悩んでいます(グレゴリオ聖歌はもっとやばい。寝てしまう)。

今日は久しぶりに友人Hさんと晩御飯。思えば昨年の11月初旬に宝塚大劇場に行った時の「エル・アルコン・クッキー」のおみやげを渡した日以来、三ヶ月ぶり。あれから三ヶ月。長いようで短いような、煌びやかな祝祭期間だったなあ、としみじみ感慨深く思っています。明後日で終わりです。