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日記

2007年7月20日

宝塚の制作記者発表

一昨日、宝塚の制作発表会が都内のホテルでありました。恥ずかしながら私も原作者として出席させて頂きました。記者会見なんて生まれて初めての体験で、とても緊張しましたよ。産経新聞のネット版の「産経ENAK」に会見の様子が詳しく出ていますので、どうぞご覧になってくださいね。
宝塚のスターさん達は本当に綺麗でかっこよくて、主題曲もドラマチックで壮大で、ああ、本当に「エル・アルコン」が舞台になるんだなあ、なんて実感してしまいました。演出の斉藤先生も張り切っていらっしゃるので、私はもう観客として、どんな舞台になるのか、楽しみに待つばかりです。それにしても、昔からのファンだという女性記者の方が会場に沢山いらしたのは嬉しかったです。熱い乙女心の期待を一身に受けて大変ですが、斉藤先生頑張ってくださいね。

意外と手間取った「ぬりえ」の仕事がやっと終わりました。目が疲れるトレース作業が多くて苦労しましたが、きれいな輪郭線でぬりえを楽しめると思います。エロイカが主ですが、ドン・ペドロとティリアンも加えました。マガジンハウスから9月20日発売の予定です。どうぞお楽しみに。
今は「アルカサル」13巻のまとめをしています。本編としては最終巻なので表紙は描き下ろしのドン・ペドロです。外伝は今年中に着手する予定ですが、本誌の「エロイカ」との兼ね合いもあるので微妙なところです。予定が決まったらお知らせしますね。外伝については、「エンリケはいりません」と編集長。やっぱりね…(汗)。
幕が下りても、ドン・ペドロ達は私の中で生き続けているし、完結したからこそ余裕を持って描く事ができる、そんな心境の今日この頃です。
そういえば最近、ドニゼッティのオペラ「Maria Padilla」の輸入版CDを入手しました。事実無根のトンデモ・オペラですが、音楽が気に入ってハマっています。今までは歴史書にばかり没頭して、派生物には興味がなかったので、これも余裕の内かなと思っています。