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日記

2012年9月15日

メモリアルブック

朝夕は秋らしい涼しさですが、日中はまだまだ猛暑が続きますね。皆様も熱中症にお気を付け下さい。
さて、昨日「エロイカ・メモリアルブック」が発売になりました。
ご覧になっていかがでしょうか?ぜひご感想をお寄せ下さいね。楽しみに待っております。
話題のトリビュート・イラストには、様々な先生方から様々なイラストとコメントをいただき感謝感激です。
各先生方には、一冊ずつお礼を書き込んで献本することにしたので、その作業が四日くらいかかって、
やっと、さっき宅急便で編集部に送ったところです。39冊、結構な重さでした。
一段落する間もなく、これから羽田に向かって、姉と義兄の法要のために下関に帰省します。
あわただしくてすみません。後日、またゆっくりと書きますね。

2012年8月16日

夏休み

お盆休みで下関に帰省中です。
姉の初盆の法要とお墓参りをしました。親族一同のお集まりには、甥姪の子供たち(上は大学生)、とくに
女の子たちの変貌ぶりに、おばさんはびっくり仰天。女ってお化粧すると年齢不詳になるものですね。
9月にはまた法事で帰省するので、この度は少し短めのお休みで、明日東京に戻ります。
休み明けの東京では「エロイカ」記念本の最終チェックと、なんとも気の重いことが待っているのです。
青天の霹靂で、GOLDの編集長で私の担当のY山さんが、人事異動で他誌に移ることになりました。
漫画家ときちんとアイデアの応酬ができて、気持ちよく仕事のできる環境を作ってくれた優秀な編集者です。
「エロイカ」が35周年を迎えられたのも、彼の熱心なサポートがあったればこそと、感謝の念に堪えません。
環境の激変で、これから孤軍奮闘して「エロイカ」を創るのは、この年ではとても辛い、と言うか、描けるのかなあ…?
視界不良で立ち往生。大殺界はもう終わったはずなのに…。神社でお祓いしてもらいたい心境です。

先の北海道旅行以来、吉村昭氏の小説にはまっています。
道東旅行で一番印象に残ったのが、網走監獄(現在は博物館)でした。その昔、そこから脱獄した二人の伝説的な囚人が
いたのですが、そのことを書いた吉村昭氏の「破獄」が博物館の売店にあって、とても興味を引かれたのが始まり。
帰京してネット書店で検索して、「羆嵐」「高熱隧道」「星への旅」など手当たり次第に読み耽りました。
抑制された簡潔な文章で淡々と語られる事実の重さ、人間たちが傾ける情熱の凄さ、その果ての苦い徒労感。
もっと早く読むべき作家だったのに、何となくおじさん向きの硬派な小説(その通りですけど)と思っていたんですね。
この夏休みには「戦艦武蔵」を姿勢を正して読みました。次は「戦艦武蔵ノート」を読まねばなりません。
この世代の人たちの、筋を通す誠実な頑固さを尊敬しています。

2012年8月2日

お暑うございます。

まるで殺人光線のような日差しの強烈さに、外出は夕方になってからという毎日です。
皆様もあまり無理をせず、夏バテや熱中症にくれぐれも気をつけてくださいね。

遅ればせですみません。誕生日には沢山のお祝いのコメントを、どうもありがとうございました。
綺麗なお花を送って下さった方々にも、心から御礼申し上げます。毎年覚えていて下さって嬉しいです。
伯爵も皆様からのお祝いコメントに大喜び。歳をとらない誕生日ってうらやましいですね(笑)。

ご心配をかけましたが、痛めた左足はすっかり回復して、普通に歩ける快適さを味わっています。
6月の終わりに、家族旅行で道東を回ってきたのですが、70代の三人の姉に合わせたゆるいペースながら
毎日一万歩前後を歩いたのが、とても良いリハビリ効果になって、気がつけば痛みも消えて快速歩行に。
あまり甘やかさずに、多少負荷をかけた方が良いというのを実感して、嬉しかったですね。
それと、ドイツ製の圧着ソックスも効果的でした。立ち仕事や足のむくみやすい方にお勧めです。楽になりますよ。
足の事ばかりになりましたが、北海道の広大な自然の素晴らしさは、また改めて書きますね。
パソコン部屋は狭くて暑くて、これを書いているうちにも、汗がだーだー、頭がぼうっとしてきました。
今やっているのは、記念本の描きおろし漫画。少ないページなのに、暑い暑いで効率低下。ふううう。

2012年6月18日

ご来場ありがとうございました。

肌寒い小雨模様の中を、横浜伊勢佐木町のサイン会場まで来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
この有隣堂書店にはその昔、LALAのサイン会で来たことがありました。確か「Z」の頃だったと記憶しています。
お店の前の石畳や業務用の古いエレベーターに見覚えがあって、当時のことが懐かしく思い出されました。
あの頃の編集関係者はすでに現場を去って久しいですが、私は30年後の今も描き続けていて、読者の方々もずっと読み続けて下さっている。
それを思うと、年月を超えた確かなつながりの強さに、改めて深い感銘を受けたサイン会だったのでした。
遠くは北海道から、そして陸前高田、仙台から来てくださった方々、つい涙ぐんでしまうようなご対面もあって感無量でした。
今や重厚感漂うひらめさん。いつもありがとうございます。ESSの皆さんに感謝しています。
ご夫婦連れや親子連れの年季の入った方々に混じって、今回は若い方が多かったのも印象的でした。
中には、ティリアンに憧れて海上自衛隊に4年間いたという元気な女性がいて、こちらが圧倒されたり(笑)、
神戸に私と同姓の方がいてびっくりしたり(ご先祖が共通なのかも?)、サインする合間にお話しするのが楽しくて、
あっという間に時間が過ぎたような感覚でした。
沢山のお手紙とプレゼント、ありがたく頂戴いたします。会場にお花を送って下さった愛媛の方、お心遣いに感謝感激です。
横浜にお住まいの、同じGOLD誌の作家の滝口琳々さんご姉妹も来て下さって嬉しかったです。またお話しましょうね。
サイン会のあとは、会場整理券に書かれたコメントと、ゲストブックの書き込みを拝読して、感慨に浸っているところです。
描き続けられることと、読み続けてもらえること。自分は本当にしあわせ者だと、しみじみ感じています。
皆様と共に、これからも頑張って楽しい作品を描き続けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

会場でも読者の方に足の怪我を気遣っていただき恐縮です。ご心配をかけてすみませんでした。
まだ痛みと腫れは少し残りますが、横浜までちゃんと電車で行けました。(先週は下関まで新幹線で往復してきました)。
5月中は、仕事とリハビリ通院に明け暮れて、日記を書く余裕がまったくないありさまでしたが、これからは大丈夫かなと。
二度と怪我をしないように、気をつけねばと思います。今さらながら重傷だったんですね。自業自得で(泣)。


サイン会終了後の記念写真です。沢山のお花をありがとうございました。
手前に妄想マダムさんの労作を飾らせていただきました。後生大事にいたします。

2012年4月30日

二次負傷(泣)

皆様からの暖かいお言葉の数々に励まされ、また、今月号の番外編のご感想をいただいて、後編ももっと楽しくするように、
頑張って描こうと、まだ少し痛みの残る足でゆるゆると、今月半ばすぎから仕事場に通っておりました。
日に日に快方に向かう足の調子に、体の回復力って頼もしいなあ、と明るい気持ちになっていた、ああ、それなのに…。
まだ少し不安定な左足が、ついよろけて転びそうになり、けなげな左足の小指がそれを支えた瞬間に激痛が!
あああああああ!またやってしまった~~!!せっかく治りかけた足が激しい痛みで、またもや歩行困難に。
整形外科で小指の剥離骨折の診断。全治二、三週間の負傷でした。(足の甲の傷は治っているとのこと)
それが四日前のこと。再びステッキのお世話になり、右足はスニーカー、左足はサンダルの怪我人スタイルで仕事場通い。
三年続いた大殺界は三月で終わったはずなのに、一体なんなの?私なにかしましたか?私の不注意ですかい。
そんな悲惨な有様ながらも、今月の仕事の予定はなんとか今日終えるところです。やれやれ。
アシさん達には迷惑をかけてしまいましたが、みんな真面目で優しいので本当に助かりました。感謝感激です。
ゴールデンウィーク中は(歩けないので)引きこもって仕事三昧になるしかないけど、まあ、いつもの事で。
今月の日記は怪我で終始して、ご心配をかけてすみません。普通に明るいことが書けるようにしっかり養生します。
皆様には、どうぞ楽しいゴールデンウィークをお過ごしくださいませ。くれぐれもお怪我のないように気をつけてくださいね。