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日記

2005年1月7日

東京に戻っています

1月も7日になれば、お正月気分も抜けて、家事も仕事も通常に戻っている日本列島ですね。
こちらは、年末にエッセイ集の校正の仕事をどっさり送られてきたので、お正月休みもそこそこに、
けじめもなく先月の仕事の続きをして、仕事始めという感慨もなく日付が進んでいます。
何日間はきっちり休めるお勤めの人はいいですなあ、とちょっと恨み言もいいたくなる気分。
連載時は二段組だった文章が一段組みになって、全部で256ページの校正は疲れましたが、まだいろいろ校正があるとかで、本業にどんどん割り込んでくるのが恐ろしい。
今月の難関を突破すれば、今年は本業だけに打ち込める、と気合を入れて頑張るしかありません。
ちょっとぼやきが入りましたが、いい本が出来上がると思います。ご期待ください。

深夜BS2を流し見していたら、ホーンブロア・シリーズを放映していた。若いイケメンのにーちゃんは
全然イメージじゃないけど、20数年前に読んで内容もほとんど忘れているので、新鮮な印象ではありました。帆船ものの映像化なんて英国ならではの贅沢。いい時代になりましたなあ。


2005年1月1日

明けましておめでとうございます

昨日は全国的に荒れ模様のお天気で、下関も今朝はうっすらと雪景色でしたが、陽が昇るにつれて
すっきりと明るく晴れた元旦になりました。
皆さまはどんな新年を迎えられたでしょうか。今年一年のご多幸をお祈りいたします。

こちらは親族が一同に会して、姉夫婦と甥や姪と、その子供たちも加えて20人でわいわいがやがやと、年に一度の賑やかな一日を過ごしました。
甥も姪も今や中年の入り口に達しているし、その子供たちも成長に伴って変貌しているし、まるで
浦島太郎のような気分になりましたが、みんな元気なのが何よりでした。
目の前の仕事を片付けている間にも、こんなに時間が経過していたのかと、改めて実感する元旦の行事は、やはり貴重ですね。少し疲れるけど(笑)。
昨年はなぜかやたらに忙しかったり、二度も足に怪我をしたりして、何やら慌しい一年でしたが、
今年は落ち着いて仕事に励みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(と言いつつも、全然片付かない仕事を前にして、すでに焦りまくっとりますが…。)


2004年12月31日

下関に帰省中です

パソコンのある便利な生活に慣れてしまったせいで、帰省後にノートパソコンを購入しました。
長い間ほうっていたPHSを通信カードに機種交換して、128kでネットにアクセスしています。ブロードバンドのスピードには及びませんが、これもなかなか便利なものですね。
というわけで、今日の日記は、初めて下関の実家から書き込むものなんです。
仕事は全然片付かない上に、新機種の設定やなんかでわやわやになっていますが、
気になっていた日記を書き込めただけでも、ちょっといい気分がしています。
年末年始のあれこれで、皆さまもお忙しいかと思いますが、まずは大晦日のご挨拶を。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいね。来年もよろしくお願いいたします。


2004年12月26日

エッセイ集に収録した作品は

昨夜、写植を貼り直した原稿を、無事にマガジンハウスの担当者に渡して一段落。
この漫画は、25年前に「プチコミック」に載った、大島弓子さんとおおやちきさんとで
描いた「なぜかいまごろ真夜中のカレーライス・パーティー」と、この三人に
樹村みのりさんが加わった「はえかぶり姫」の二本の合作漫画です。
「綿の国星」のチビ猫が、少佐の髪を三つ編みにしている扉絵を、覚えている読者も
いるかもしれませんね。25年間小学館に眠っていた、懐かしの合作の再公開です。
今から思えばこの企画、編集部には大冒険だったと思います。顔合わせの異色さはもちろん、
全員が原稿が遅いので有名だったから、さぞやハラハラドキドキのご苦労だったと思います。
あの時代だったから出来たといえる記念的作品、どうぞ楽しみに待っていてくださいね。

今日は川崎まで出かけて、ご無沙汰していた漫画家の友人としばし旧交を温めました。
ヨドバシカメラでパソコンやプリンタを触って歩く、ヘンなおばさん二人連れでしたが、
その内、彼女が「冬ソナ・ペ」にはまっていることを白状したので、ありゃりゃ(笑)。
元々ずっと純愛路線の漫画を描いている人なんで、ごく自然のなりゆきとは思ったけど、
「おとめ心」とは恐るべきものがあると、ちょっと焦りましたです。勝てないなあ。

2004年12月23日

まだまだ仕事が片付かない。

プリンセス・ゴールドのイラストを徹夜で描き上げて、昨日担当Y氏に渡した。
これで秋田書店のこまかい仕事は全部終わったけど、これから新連載のネームを作る
という大仕事が残っていて、今年中に何とかまとめねばと焦り気味。
エッセイ集の方は、前書きと後書きを残すまでにはなったけど、本に収録する
大昔の漫画の写植の貼り直しと言う、トホホな作業が増えてしまった。
出版社から戻ってきた25年前の原稿は、写植を貼った接着剤が効力を失い、
写植がパラパラと剥がれ落ちてきて、このままでは危なくて使えない状態。
担当者は漫画原稿を扱った経験がないので、慣れた私が貼り直しを請け負ったわけ。
何かと手のかかったこのエッセイ集、いい本に出来上がるようにと期待してます。

先日、札幌から友人が電話をしてきた。元気そうな様子で少し安心した。
やはり今年お母様を失った若い友人は、海外のクリスマス・ミサに1人旅立った。
大きな喪失感を抱えて、これからが辛い毎日だろうと思う。
残された者は、家庭を守り仕事に励むしかないのだけど…。
ああ、また寂しい話になってしまったよ。
明日のクリスマス・イブも家に篭って仕事を片付けているだろう。
去年はアシスタント達と仕事場にいた。まあ、年末はいつもこんなもんです。